講演内容
多摩川に沿って人々の生活、文化が広がっている様子を見ていきたいと思います。多摩川文化圏のなかでも現在、東京都市大学がある尾山台、等々力地区は、昭和期に東急電鉄とともに住宅区を開発し、さらに学園都市をめざします。その中心人物であった五島慶太翁と建築家蔵田周忠についてもお話ししたいと思います。
講師プロフィール
東京都市大学共通教育部教授。早稲田大学第一文学部卒業、武蔵野美術大学大学院修了。武蔵工業大学講師、助教授、東京都市大学准教授を経て現職。専門は、芸術学。とくに日本や欧米の近代建築、デザインの歴史。日本文化の継承のため茶の湯・茶室研究も行っている。また、研究活動の一環として展覧会を手がけている。福岡県中間市制60周年記念特別展「仰木魯堂、仰木政斎展」(2019年)監修 「分離派建築会100年展」(2020年 2023年度日本建築学会賞)世田谷区教育委員会、藤沢市景観審議会などの委員を歴任。歴史的建造物の保存、活用にも携わっている。