講演内容
野毛大塚の周辺には多くの古墳が集中して造られ、5世紀初から1世紀以上にわたって帆立貝形古墳が最高首長となる。埴輪は後円部と前方部には朝顔形と普通円筒が配置され、造出部は柵形埴輪・家・ニワトリ・水鳥、などが配置される。埴輪製作には畿内王権のもとに東国の首長。群馬県白石稲荷山の埴輪工人の指導のもとに、在地の土師器工人があたった。その後も毛野の首長の関与のもとに6世紀前半まで生産・供給されている。
講師プロフィール
和歌山県生まれ。早稲田大学大学院考古学博士後期課程修了。
元世田谷区教育委員会 郷土資料館・文化財係学芸員。
現在狛江市文化財専門委員及び日本考古学協会会員。
元世田谷区教育委員会 郷土資料館・文化財係学芸員。
現在狛江市文化財専門委員及び日本考古学協会会員。