講演内容
仏教を開いたブッダは、もとは一国の王子でした。ところが29歳で城を出て修行をはじめます。そして6年間の苦行を経て、真実に目覚め、35歳で悟りを開きました。それから説法の旅に出て80歳で涅槃に入りました。 そのドラマティックなブッダの生涯は、美術作品として多くの国で表現されています。本講座では、駒澤大学禅文化歴史博物館に収蔵されている、ブッダを表した作品を鑑賞しながら、その生涯を解説していきます。受講生の皆さんが、仏教やブッダについて、新たな発見がありますように。
講師プロフィール
1967年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学美術史専攻博士後期課程単位取得退学。早稲田大学會津八一記念博物館を経て、駒澤大学仏教学部へ。ほかに、早稲田大学エクステンションセンター、NHK文化センター、朝日カルチャーなどの講師も務める。専攻は仏教美術史。主な著書に『かわいい、きれい、かっこいい 楽しい仏像のみかた』(日本文芸社)、『駒澤大学仏教学部教授が語る 仏像鑑賞入門』(集英社新書)がある。NHK趣味どきっ!「アイドルと巡る仏像の世界」「アイドルと旅する仏像の世界」「関東 会いに行きたい仏さま」では、番組講師を務めた。