その他北の海に住むカニのお話 ~生態から食卓まで~

講師: 東京農業大学 市川 卓
公開日: 2022年02月09日
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  1. カニの特徴
  2. 獲られているカニの仲間
  3. 北海道におけるエビ・カニ類の漁獲量(2019年)
  4. 北海道におけるエビ・カニ類の漁獲金額(2019年)
  5. ケガニの分布
  6. ケガニの生涯
  7. ケガニの漁業
  8. ケガニのかにかご漁
  9. なぜ資源が激減したのか?
  10. 煮がにの利用
  11. ケガニの自然保護対策
  12. 養殖と畜養の違い
  13. ケガニの流通経路
  14. ケガニの漁獲量と輸入量の推移
  15. 資源増殖の試み
  16. ケガニの人工事繁殖技術研究
  17. 未利用資源もある!
  18. ヤドカリを食べている?
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講演内容

南北に長い日本では「わたりがに」と呼ばれるガザミなど、様々なカニ類が獲られ、食卓に並びます。北海道では主に冷水性のカニ類が獲られていますが、その中で「北海道」をイメージさせ、道民に最もなじみのあるのは、ケガニではないかと思います。この講座では、そのケガニに焦点を当て、その生態、漁業から食卓に届くまでをお話し、さらにケガニを増やす試みについても紹介します。

講師プロフィール

1973年長野県生まれ。東京水産大学(現、東京海洋大学)博士前期課程修了後、社団法人日本栽培漁業協会に就職し、岩手、鹿児島の事業場において種苗生産技術開発に従事。2003年に同協会の解散に伴い、解雇されるも、独立行政法人水産総合研究センター(現、(国研)水産研究・教育機構)に採用され、本部勤務の後、2005年に北海道の施設に転勤し、ケガニ、マツカワ等の増殖研究に従事。2014年に博士(海洋科学)を取得。2019年に東京農業大学に転籍し、現在はカニ類の増養殖、サケ科魚類の栽培漁業に関する研究に携わる。

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