スポーツ・健康8000m峰女子登山隊隊長として学んだこと ~安全に山を登るための健康管理~

講師: 沢田はしもと内科院長 神経内科専門医 国際認定山岳医 橋本しをり
公開日: 2021年01月25日
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  1. ガッシャーブルムⅡ峰(8035m)
  2. 登山歴
  3. 富士登山における運動誘発性低酸素血症
  4. 常圧低酸素室
  5. 腹式呼吸
  6. FRCC(Front Runners Climbing Club)
  7. 遭難事故のメカニズム
  8. 山行時にみられる疾病(突然死・虚血性心疾患・脳血管障害)
  9. 登山前の健康チェック項目
  10. 加齢による行動体力の低下
  11. 高齢者における筋力トレーニングの効果
  12. 長時間快適登山のコツ
  13. 安全な登山を楽しむために
  14. こむら返り
  15. てんかん
  16. 片頭痛と登山
  17. 槍ヶ岳物語
  18. 参加者からの質問
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講演内容

2016年の「山の日」祝日制定に伴い、「山ガール」に象徴される若い女性や中高年を中心に登山ブームが再来している。登山は適度な運動であるのみならず、百名山達成など目標設定も可能でモチベーションの維持が可能であり、さらに、森林浴の効果なども期待でき、国民の健康維持のための有力なエクササイズのひとつである。一方、日本の登山においても高地脳浮腫や肺水腫など重篤な高山病は起こりうる。また、特に中高年は糖尿病や高血圧など健康面で不安を抱えていることが少なくなく、低圧・低酸素環境が誘因となり、高所での虚血性心疾患や脳血管障害などの発症により突然死をきたす患者が増加することが懸念される。本講演では糖尿病やてんかんなど合併症を有する患者や中高年の登山における留意点や登山前の健康診断の重要性を含めて8千m女子登山隊隊長から学んだ経験に基づき安全に山を登るための健康管理について話したい。

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