講演内容
世界中に広く知られているグリム兄弟のメルヘン。その物語と日本が初めて出会った明治期における翻訳作品のひとつに、呉文聰による『八ツ山羊』があります。日本で最初のグリム絵本とも言われる『八ツ山羊』ですが、翻訳者の呉文聰とはどのような人物だったのか、また明治期において、その内容はどのようなものとなっていたのか、といったことについてお話ししていきます。
講師プロフィール
1968年東京生まれ。慶應義塾大学、ミュンヘン大学に学び、現国士舘大学法学部教授。専門は、ドイツ文学、ドイツ口承文学。担当科目は、主に「ドイツ語」や「外国文学」。