歴史・文化グローバルな視点から捉えた所得税制度の近代史

開催団体: 国士舘大学
講師: 国士舘大学 政経学部経済学科 中岡 俊介 教授
公開日: 2024年10月17日
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  1. はじめに
  2. わたしたちと所得税
  3. 所得税の歴史の学術的研究
  4. 今日の話について
  5. 1.所得税制度の出発点
  6. 誕生の背景‐17世紀スペインとポルトガル
  7. ポルトガルの分離独立と所得税導入
  8. ポルトガルの所得税制度(世界初)
  9. ポルトガルの所得税制度の特徴
  10. 2.第1の導入の波
  11. イギリス‐近代所得税制度の出発点
  12. 導入の歴史的背景
  13. 契機としてのフランス革命戦争とナポレオン戦争
  14. 所得税導入に際しての問題点とは?
  15. 「国富論」とイギリス所得税
  16. イギリス所得税制度の特徴
  17. その後の経緯について
  18. 他国への制度波及
  19. 3.制度復活の流れ
  20. ナポレオン戦争終結後
  21. イギリスの財政問題
  22. 再導入への道
  23. 1842年の所得税再導入
  24. おわりに/ポイント(1)
  25. ポイント(2)
  26. 最後に
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講演内容

所得税は現在重要な税収であるが、その導入に至る歴史的経緯についてはあまり知られていない。この講座では、近年発展が著しい所得税制度研究の国際的展開によって得られる最新の知見を交えながら、近代所得税制度の出発点となった17世紀ポルトガルの事例、世界における所得税制度の原点となった18世紀末-19世紀初頭のイギリスの事例などを交えつつ、制度導入の諸要因、税制度移転のプロセスなどについて説明する。

講師プロフィール

同志社大学卒業後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでPhD取得。東京大学社会科学研究所助手などを経て、現在国士舘大学政経学部教授。専門分野は比較経済史・経営史。

講師からのメッセージ

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