講演内容
進化計算アルゴリズムとは、生物の進化過程や採餌行動などを模倣した最適解探索アルゴリズムであり、近年では最適化を要するさまざまな実問題に進化計算アルゴリズムが適用されている。本講座では、進化計算アルゴリズムの処理方法について概説した後、応用事例としてユーザの感性を反映した新しい楽曲を自動生成するシステムを取り上げる。
講師プロフィール
東京工業大学大学院理工学研究科情報工学専攻修士課程修了後、キヤノン(株)に入社し、情報メディア研究所にて情報検索の研究に従事。東京理科大学理工学部経営工学科助手、武蔵工業大学環境情報学部情報メディア学科講師、同准教授、東京都市大学准教授(校名変更)、同学メディア情報学部情報システム学科准教授(学部改組)を経て、2014年同教授となり現在に至る。博士(情報理工学)。現在は、進化計算の応用に関する研究に取り組んでいる。