せたがやeカレッジとは

What is SETAGAYA e-COLLEGE

― 設立趣意書 ―

少子高齢化の進展をはじめ、情報化、国際化、ライフスタイルの多様化などを背景に、区民の生涯学習ニーズは著しく高まっています。また、経済情勢など社会の変化の中で、学習の目的や学習方法にも変化が見受けられます。
このような中で、世田谷区では、「市民大学」「各種講座」「リカレント学習の推進」等の生涯学習事業に取り組み、区内大学、民間カルチャースクールでも独自に各事業を行ってきました。
しかし、平日の日中等に開催されるこれまでの講座には、働き盛り世代・子育て中の世代等のアクセシビリティに問題があり、意欲のある学習者に、より広く学習機会の提供が求められています。
一方、各大学は地域に開かれた、より一層魅力にあふれた、特色ある大学づくりに取り組んでいます。そこで、近年著しく普及したインターネットの技術を活用して、新たな生涯学習の講座を開設することといたしました。
区内大学(国士舘大学・駒澤大学・昭和女子大学・東京農業大学の4大学)と世田谷区教育委員会が共同で、「せたがやeカレッジ」を設立し、世田谷の豊かな知識財を、インターネットを通して区民や全国に向けて発信し、文化創造型の新しい学習サービスの創設に取り組みます。意欲があっても各生涯学習事業に参加できない層に、新たな学習機会を提供するとともに、区内大学のブランド力を高め、教える情報・技能・潜在力の発掘、区民コミュニティの振興等を期待しています。
まず、平成15年度、16年度は「せたがやeカレッジ」の有効性や事業性を検証するための実証実験期間とし、その検証を経て本格実施を目指します。
今後は他大学・区内企業・区民等にも働きかけ、運用システムを共同利用することで、インターネットを利用した新しい教育と社会活動のシステム「せたがやeカレッジ」を形づくってまいります。運営母体は、区内4大学と区教育委員会が共同で「せたがやeカレッジ運営委員会」を発足し、官学それぞれの特徴を生かした取組みを進めてまいります。将来的には区民・事業者にも、その裾野を広げ、世田谷の知と文化情報発信の拠点を目指してまいります。
どうか、本趣旨をご理解いただき、広くご支援いただくようお願い申し上げます。

平成16年4月1日
せたがやeカレッジ運営委員会
代表 高野 克己

― 趣意書 ―

少子高齢化の進展をはじめ、情報化、国際化、ライフスタイルの多様化などを背景に、区民の生涯学習ニーズは著しく高まっています。また、経済情勢など社会の変化の中で、学習の目的や学習方法にも変化が見受けられ、これまで学校や職場で学んできたことを、もう一度学び直したいという区民の声もさらに多く聞こえてきます。
このような中で世田谷区では、「市民大学」「各種講座」「リカレント学習の推進」等の生涯学習事業に取り組んできました。
しかし、平日の日中等に開催されるこれまでの講座には、働き盛り世代・子育て世代等が通いづらかったのは事実です。また、区の施設は必ずしも区民の近くにあるわけではありません。このようにアクセシビリティに問題があることから、意欲のある学習者に、より広く学習機会の提供が求められています。
一方、各大学では、これまでも研究を通じて社会に貢献するとともに、教育を通じて人材を供給してきましたが、最近では地域に開かれた特色ある大学づくりにも取り組んでいます。
そこで、近年著しく普及したインターネット技術を活用して、新たな生涯学習の場として、「設立趣意書」のとおり「せたがやeカレッジ」を設立しました。
現在、参加大学も6大学(国士舘大学・駒澤大学・昭和女子大学・成城大学・東京都市大学・東京農業大学)と増え、世田谷区教育委員会と共同で「せたがやeカレッジ運営委員会」において、それぞれの持つ知識材を集結・精選し、世田谷の豊かな知識財として区民や全国に向けてYouTube動画で発信しております。
「せたがやeカレッジ」は今後も、文化創造型の新しい学習サービスのために、コンテンツを持ち寄るだけでなく、共通の課題について考えを述べ合い、官学それぞれの特徴を生かした取組みを進めてまいります。

令和元年11月1日
せたがやeカレッジ運営委員会