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●「世田谷子育てメッセ」 今年で4回目となる「世田谷子育てメッセが3月14日(火)にキャロットタワー4階・5階で開催され、世田谷区の区民、NPO・行政関係者による多様な子育て支援組織72グループが集まり世田谷区の子育て中のお母さんへの情報交換、コミュニティの場として開催されました。 せたがやeカレッジもこの一員として参加し、国士舘大学体育学部須藤明治講師による「家庭で出来る子どもの体力づくり」と、駒澤大学保健体育部光永吉輝講師による「えー!!子どもなのに肩こり・腰痛?」の合同スクリーングを行った。
広い会場は、食育相談コーナー、物販・実演コーナー、玩具コーナー、授乳コーナー、コミュニティキッチン、玩具の診療所など、様々な子育て支援活動のブースが並び、詰めかけた子ども連れのお母さんたちが活発に他のお母さん方や、支援活動スタッフと交流する姿が見られた。
子育てメッセ会場の様子
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●合同スクーリング
せたがやeカレッジは、4階に設営されたミニステージで、11時から国士舘大学須藤明治講師による「家庭で出来る子どもの体力づくり」をテーマにした講演を30分、11時30分から駒澤大学光永吉輝講師による「姿勢と健康〜産後に変わる女性の骨盤」をテーマにした講演を30分行い、午後は5階に会場を変えて二人の講師への個別相談会のコーナーを設け、それぞれ子育て中のお母さん方の悩みを聞きながら適切なアドバイスを行った。
1.「家庭で出来る子どもの体力づくり」・・・国士舘大学須藤明治講師
講師は、最初にスポーツの上達法について、鉄棒の逆上がりを例に取り上げ、失敗例と盛行例を紹介しました。
○鉄棒上達のポイント
・後方からのステップ
・手が逆手だと蹴り上げた時に体が鉄棒から遠くなるので順手にすること
その他、走り競争でも、縄跳びでも、子どもが上達する上で、親が子どもの姿をビデオに映し、子どもに自分の実際の姿をイメージさせながら親の意見を交えて話し合うことの大切さを指摘された。
○子どもの発育、発達について
子どもは、仰向け、うつぶせ、はいはい、つかまり歩き、直立歩行など、さまざまな発育段階を経るが、それぞれの段階で、首や背骨や骨盤の筋肉が作られ、バランス感覚が備わる仕組みになっているので、お母さん達は、子供が早く歩くことを望みがちだが、むしろじっくりとした姿勢で臨んだほうがよいとアドバイスをされた。
○その他、子育てで大事なこと
小さい子供にとって人間との接触が一番で、特に兄弟との触れ合いはいかなる玩具やロボットよりも意義が大きい。玩具を与える場合はいろいろな玩具でなくて一つの玩具だけで遊ばせると、自分で色々工夫して遊ぶようになるそうです。
・子供の性格に合ったスポーツを選択する
・小さな子供にとって最大の刺激は玩具ではなく人間の動きである
・6〜10才で基本的なスポーツ感覚を掴ませる
・スポーツをしている姿を、ヴィデオに撮って、親子で色々話そう
2.「姿勢と健康〜産後に変わる女性の骨盤」・・・駒澤大学光永吉輝講師
「産後のお母さん方に骨盤が痛いと言う人が多い事が分かり、今日はそちらに重点を置いて話します」と、開口一番述べられた講師は助産婦の女性をサポートに伴って登場された。
この女性は産後に尾骨の痛み、肩こり、腰痛が生じ、子供は益々重くなっていると悩んでいるということで、講師は仰向けになった女性の両足を軽く押し、股関節をいためているので左右の足の高さに二センチのギャップがあると具体的な現象を示し、産後のお母さんの股関節への注意点を以下のように指摘された。
○人間の二足歩行自体が構造上身体に無理を強いるので、現代人で腰が痛くないというほうが珍しい。特に、妊娠中は骨盤に一層負担がかかるので、骨盤が自分の力で自然に元に戻るまで、産後の休養をじっくり取るのは必要である。
○股関節は骨盤から出発しているので、股関節を痛めると左右の足の長さが違ってくる。外科の医師はレントゲン撮影の結果だけで判断して「問題が無い」と診断結果を下す事が多いが、背骨を専門に診る医師は患者を立たせて、実際に歩いているところを見せて診断する。
○股関節を痛めると骨がずれると神経が圧迫されて腰が痛くなるが、寝転んで両足を持ち上げて、両足の高さのギャップが小さい内にストレッチなどをして修正してゆく必要がある。
3.子育て相談コーナー
午後からの子育て相談コーナーで須藤・吉光両講師は、主として以下のケースでお母さん方の悩みに対応された。
そのうちの一部をご紹介します。
(1) 子供が逆上がり出来ないので出来るようにするにはどうしたらよいか。
・子供に腕立て伏せなどの筋肉トレーニングをさせ筋肉をつける。
・一度に10回づつ逆上がりをさせ、それをヴィデオに摂り、子供にイメージを把握させ、一ヵ月後に再び練習させる。それ以上させるとかえって筋肉を傷める。
・10歳くらいまでに逆上がりが出来るようするのが望ましい。
(2) 生後三ヶ月の子供が重くて、腰と腕が痛く骨盤も固い。
・子育て期は子供を抱えたりおぶったりする事が多いので腰や腕を痛める事が多く、特に足の力が弱いと腰に負担がかかる。
・筋肉トレーニングをする事で解消できるが、筋肉トレーニングは毎日する必要があり、一日おきと週に一度の頻度ではそれだけ効果が薄れる。
・本来なら子供が生まれる筋肉トレーニングをして子育てに具えるべきだが、お母さんや周囲は産まれ子供に注意が集中してそのことに気がまわっていない。
(3) 二歳の子供が左ぎっちょになるのではないかと心配だ。症状として、何かを右手に持たせると直ぐ放り投げる。ただし食べるときだけは右手を使っている。
・今からそれ程心配する必要はない。
(4) 一才二ヶ月の子供が歩くたびに痛がるので医師に見せたが「何ともないと」と診断されたがやはり心配だ。
・生まれた時に股関節がずれていると歩くたびに腰のつけ根が痛くなるが、早く治療しないと骨が固まった後では手遅れになる。
レポーターの感想
1.これからも心身快適に暮らしてゆくにはもっと身体の機能やメンテナンスに注意を払う必要を感じた。
2.私は鉄棒の逆上がりが出来ない生徒の一人であったが、須藤講師のお話を聞いて、順手ではなく逆手でやっていたのが問題だとわかった。学校の体操の先生でも、そういうポイントを押さえている人が余りいないのではないかと心配になった。
3.子育てのお母さん方が、色々悩みを抱え、中には深刻なものもあり、お母さん任せにしないで日常的にきめ細かにカウンセリングや診断のサポートをする態勢が必要と痛感した。
(リポート サポータ・佐古和江)
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