|
「食べ物と健康」― スクーリングリポート 今回のテーマ アットホームな雰囲気で楽しく美味しいものを作って食べよう! |
|
日 時: 1回目:2004年7月27日(火) 2回目 8月11日(水) 11:00〜15:00 場 所: 農大 世田谷校舎 講 師: 澤山 茂 先生 ![]() プロフィール: 東京農業大学応用生物学部栄養科学科 調理科学研究室 教授(博士農芸化学) 日本調理科学会、日本官能評価学会、日本食品科学工学会、日本食生活学会等で活躍 著 書: 応用自在な調理の基礎、新しい調理学、調理学実験 執筆掲載: 月刊製菓製パン(調理のサイエンス)他 参加者: 1回目: 7名(うち親子1組) 2回目: 9名(うち親子1名) 先生の助手2名 食器洗いのお手伝いの学生さん1名 ![]() <調理実習メニュー> 1回目 ・若鶏のソテー ・ロールキャベツ ・きゅうりのグラッセ ・ニース風サラダ ・カスタードプディング 2回目 ・とうもろこしのスープ ・手馬肉のしょうゆ煮込み ・ 餃子・パイナップルとレバーの炒め物・牛乳かん |
|
今回は1回目よりスクーリングリポートをご紹介します。
先生から受講生に=
親子で一緒に、低学年の子も一緒に調理を楽しんでと考えておりましたが 今日の参加者の方は大人ばかりですので今回は次回のための練習をかねての スクーリングとします。 メニューはとても一般的ですが本格的西洋料理をめざして調理を行いたいと 思います。 日本、中国、西洋料理などは調理の基本を繰り返すことで応用自在が可能になり工夫次第では新しい料理が出来たり、より美味しいものが出来たりで結果、調理って“おもしろい”と実感できます。 そして少々感動してもらえれば。 〔本日のスクーリングの教材〕 ●大学の調理の講義で使われている教科書 “応用自在な調理の基礎“ からの本日のメニューの抜粋コピー (先生のコメント): 「この資料はコンピューターのプログラミングのフローチャートを調理手順に応用した方法でチャートの記号どうりに行えば初心者でも比較的簡単にできます。 火加減、時間、煮詰め加減等の細部まではチャートで表すことはできませんがポイントをしっかりおさえた方法で解りやすい」 ●実習メニューの料理ごとの材料が列記されたコピー 2枚 ・参考資料: 冷凍食品関係の小冊誌5冊(冷凍食品ひとくふうメニュー等) |
|
=きょうのメニューのポイントの説明=
◆若鶏のソティー:臭みを取り除くためにブランディーを使います ◆キューリのグラッセ:グラッセとは艶煮という意味、人参とは違ったなかなかいける味です ◆ロールキャベツ:米とパン粉を使用することで非常に味のしっかりしたジューシィーなロールキャベツができます。 ◆サラダ用ドレッシング:フレンチドッレッシングをつくります。 ◆本格的カスタードプディング:乾燥させた本格バニラビーンズをつかいます。 |
|
◎先生からのキーワードは
=料理は“ひとてま”かけることで見違えるような味になります。 − 解ってはいるのですが実際にはなかなか・・・・・です。― そしてさらに料理と一緒に美味しいお酒がそなわると人々に充実感と幸福感を与えてくれます。僕の場合はお酒だけでもいいのですが〜ニッコリ〜 ◎先生の料理公開実演 フォンやデミグラソース、プディング用のカラメルソースの説明をしながら実習メニューをてきぱきと、実に実に手際の良い”実演“ そして次に =はい、皆さん2グループに分かれて調理してくださいっ!メニューは夫々を同時に作り始めるんですよっ!= |
|
調理実習スタート
![]() 大きな調理台が4つ、其のうちの2台を使う 参加者4名と3名のグループに分かれて夫々の調理台へ 3名のグループ組みには講師もかねて先生の助手の方が参加。
フローチャートを見ながら実習、調理台も広くスペースもたっぷりなので自宅のキッチンではこんなふうに手順よく手際よくいかないだろうなと思いつつ今日のメニューを同時に作り始めます。時々先生の的確な助言と指摘をうけながら各自がいそいそと、それぞれのメニューに集中。グループの中にはベテラン主婦と思われる方が率先して調味料の加減や火加減の調整を。![]() 料理の材料は予め計量されて用意されていたにもかかわらずなぜか2倍の量をつくってしまったり、焦げつきの匂いがだだよったり、それでも手際よく?てきぱき?と、テキパキ、テキパキ、テキッ、パキッ!? 作業が佳境の時 グループ1:先生、カラメルソースはこんな感じでいいでしょうか? (実に自信ありげに) 先生:ウーン、ちょっとゆるいねえ〜、つくりなおしっ! グループ1:えっ、作り直しっ?色はいいのにぃ。(ウッソでしょう?) グループ2からも聞こえてきました。 先生:ウーン、これダメ!つくりなおしっ! (妥協の余地なし) *カラメルソースは簡単なようでタイミングを読むのが難しいのです。 キュウリのグラッセは簡単そうなので家庭でもすぐ作れそうと思いながら あらかじめ容易された材料をチャートをみながら作ります。 バターも砂糖も指定の量の半分をいれて煮詰めることに。 再び作業が佳境のとき “檄”?が.... =1時頃には食べれるようにしたいですねえ、皆さん区切りがついたら掃除もしてくださいっ、後からの掃除はしたくないですし、する気もなくなってますからね、料理の出来上がりと掃除の終了は同時がいいですよ= 料理が出来上がりはじめたので調理室の後ろの大きな食器棚から本格的西洋料理に相応しい食器を用意。普通のグラスを出している最中、“ワイングラスがあるでしょう?そちらを使ってください、本格的西洋料理ですからっ”と先生の指摘。
そして盛り付けです。サラダ、ロールパン、メインディシュ(ロールキャベツ、若鶏のソテー)、デザートのプディング、ワイン 2台の調理台にテーブルセッティングを済ませ、皆で“いただきまあーす” |
|
スクーリング当日はまさに酷暑。
目指す調理室に入ると白衣を着た先生と助手2名の方が出迎えてくれました。 エアコンも効いて居心地満点。 先生の調理実演時には火まわりで立ち回る助手の方に“熱いだろ?やってると熱いよな!と、ねぎらいらしき言葉に実に素直な ”はい“ という返事におもわず皆の笑いが。 出来上がった料理は実に20名分以上 予定した人数より参加者が少なかったのですが用意された材料は全部使い切るということで出来上がった料理は20名分以上。現役の学生さん3名の存在ありとはいえさすがに食べきれず最終的には参加者の方たちに持ち帰っていただくことに。プディングにかなりの人気。さすが先生の一押しメニュー。 結果的には参加者の家族にきょうのメニューを試食してもらえて習ったばかりの料理のポイントなどのウンチクも少々偉そうにひけらかすこともでき、其の上夕飯の支度は不要でとても有意義?な澤山先生のスクーリングでした。 美味しいものを食べたいのなら“ひとてまをおしまないこと”“基本の習得で応用できること” 特筆すべきは、スクーリングを通じて人とのふれあいや情報交換などが出来、精神的リフレシュができたことです。 スクーリングの沢山の利点は参加しないとわかりません。が精神的充実感や自己満足充分得ることが出来ました。現役学生の方との会話など新鮮でした。あります。 澤山先生のお人がらでしょうか、参加者の皆さん、ボランティアで助手と講師をかねてくださった大場君と奥田さん、最初から和気藹藹、調理も協調と調和の雰囲気の中で着々?と。後からみえた助っとの食器洗いの石坂さん、団欒しましたね。重い腰をあげての終了時間は予定を大幅にオーバー。午後3時30分でした。 反省点 ロールキャベツと若鶏のソテーに調味料としてトマトピューレを使ったことで 2つの料理の味が似通ってしまいました。トマトのテイストはかなり強力ということが解りました。 キューリのグッラセは決められた分量のバターと砂糖で作りましょう!少ないと間の抜けた味になります。 プディングのカラメルソースは回数をこなせば誰でも達人になれます。 問題点 なぜかサラダは不人気でした。いまだに理由が不明 |
| スクーリングリポート 角田廣子 |